【事例紹介】女性社員研修　～やりがいを感じる「自分」＆「職場」づくり～

女性社員研修

研修の背景・ねらい

＜研修の背景＞
企業側が女性に対して活躍ステージを上げてほしいと望む一方、様々な理由で現状維持を望んだり、一歩を踏み出すことに躊躇してしまう女性社員も多くいます。そんな方々を後押しする機会として、この研修が企画されました。女性が長期的なキャリアビジョンをもって、より自発的に仕事に取り組む意欲や姿勢を養うことを目指したプログラムです。並行して、上司向けの施策として、女性活躍やダイバーシティ、アンコンシャスバイアスをふまえ、女性部下や多様な人材を活かす考え方のヒントを得るワークショップを開催しています。

＊この研修の後に、女性を部下にもつ管理職に向けての研修を開催しており、両プログラムを連動させて実施しています。
⇒【関連事例】女性を部下にもつ管理職の研修～無意識のバイアスにとらわれず、一人ひとりが働きがいのある職場づくりを目指す～ (リンクが開きます)

＜プログラムのねらい＞
■やりがいを感じる「自分」＆「職場」づくり
１．キャリア開発における課題について考え、自分の未来を切り拓くための自己啓発目標を明確にする
２．「個の活性化」と「組織の活性化」の好循環スパイラルを創り出すために、人間関係をより円滑にするコミュニケーションスキルに磨きをかける
３．多様な人材が活躍し、誰もがやりがいを感じられる職場であるために、何が必要かを具体的に考え、会社に提言する

プログラム

【１日目】
■社内講話
・ダイバーシティ、女性活躍に関する会社の現状と今後

■豊かな人生のためのキャリアデザイン
・キャリアデザインの意義
・幸福感をもたらす要因

■職業人生のふりかえり
・モチベーショングラフで語る私のキャリア
・グループワーク
・キャリア的資源の発見

■セルフマネジメント力の向上
・セルフマネジメントの必要性
・時間の使い方チェック
・思考･感情・行動の傾向“エゴグラム”
・強みとして活かす“ドライバー”
・信頼関係を築く“ストローク”

【２日目】
■職場の現状と職場での自分
・事前課題の共有
・相互フィードバック

■組織の成長と個人の成長
・エンゲージメントとは
・ディスカッション「現状の課題と対策」
・発表

■誰もが生き生きと活躍できる職場
・ダイバーシティ＆インクルージョン
・ワールドカフェ
　＊出産・育児と仕事を両立したい！
　＊色んな働き方（時短、フレックス、テレワーク）の人とうまく仕事を回したい！
　＊「働きやすい」職場にしたい！
　＊「働きがい」を感じたい！
　＊「女性にとってのロールモデル」 こんな人にあこがれる！

■ありたい姿と育自計画

研修前後の仕掛け

研修前：事前アンケートの実施（自身のふりかえり：大切にしていること、強み・課題、時間の使い方について等）
研修後：レポート提出、人事でのモニタリング（参加者本人／管理職層）

参加者の声 -VOICE-

■他部署の女性と接する機会が普段ないのですが、今回、色々な思いの共有や情報交換ができ、とても刺激的な2日間でした。皆さん向上心があり、私も率先して自発的に頑張っていこうと思えました。

■仕事と育児の両立で職場に迷惑をかけている、申し訳ない、と日々感じていましたが、そんな自分に自信をつけさせてもらえるような内容で、前向きになれました。これからは必要以上に負い目を感じすぎず、段取り力をいかして頑張れそうです。

■今までは目の前の業務をただこなす、何となく暮らしている、という感じでした。でも研修参加をとおして、もっと時間を有効に使って、仕事もプライベートも充実させていこう！という気持ちが芽生えました。また、ありたい姿や目標を持つことがいかに大切かも実感できたので、会社やなりゆき任せでなく、自分の意思をもって進んでいきたいです。

■講師の方から「部署やチームの目標は？」と聞かれた際、すぐに答えることができませんでした。中堅社員として目の前のことだけでなく、チーム全体を見て組織に貢献する、という観点でも動けるようになりたいと強く思いました。

■私は職場でリーダー的な立ち位置となることにプレッシャーを感じていましたが、今回のお話を聞いて少し自信が持てました。

■他企業の良い例をたくさん紹介していただきました。私が制度を変えることは難しいですが、まずは小さなことから取り組み、チームや部署にも広げていきたいです。

■研修参加を機に、ロールモデルとなる人ができました。とても嬉しいです。○○さんのように、目の前のことだけでなく、長期スパンで考える習慣をつけたいです。

■環境のせいにしてしまうことがあったが、ただ不満を溜めこむだけでなく、なぜそう感じるか、どうすれば解決できるのか、組織とてしてはどんなメリットがあるのか、などを上司にしっかり提案したいと思います。