事例・トピックス~育成の森~

中堅社員・リーダー層研修2016/07/01

【研修だより】リーダーとフォロワー≠上司と部下。組織で働く全てのひとに必要なフォロワーシップ

中堅社員対象 フォロワーシップ研修

研修設計にあたって

 変化の激しい今日においては、強烈な指導力を持ったリーダーが徹頭徹尾管理するのではなく、個々のメンバーが能動的に動き、それぞれがアイデアや提案を出し合い、関わり合う自律型チームを作ることが求められています。そんなチームを実現するために、メンバー一人ひとりのフォロワーシップが今、求められています。
 ここで注意すべきは、「リーダーとフォロワー」は、いわゆる「上司と部下」と同じではない、ということです。仕事(ミッション)におけるリーダーとフォロワーは固定された役割ではありません。実施するミッションによって、リーダーになる時もフォロワーになる時もあります。例えば、責任者として仕事を任せた部下に対しては、上司であっても「フォロワーシップ」を発揮してサポートしていかなければいけない場面があります。チームとして仕事をする上では、組織上の肩書に関係なくチーム全員がフォロワーシップを身につけていくのが望ましいと言えます。
 このプログラムでは、フォロワーシップ発揮度の現状把握や点検を行うだけでなく、実際の職場ミーティングの場面を想定したロールプレイを行うことで、個々の具体的な改善点を明らかにし、職場に帰ってから実際にどう振舞ったらよいのかを体感する実践的なプログラム構成となっています。

研修のねらい

個々のメンバーが主体的に動き、関わり合う自律型チームを実現するためのフォロワーシップを理解し、習得する

研修のメリット

・プレイヤー視点だけでなく、主体的に組織へ貢献する意欲を持つ
・上司先輩に従うだけでなく、自分の頭で考え自ら動けるようになる
・組織貢献にも積極性を発揮し、積極的に創意工夫や改善・提案ができるようになる
・マンネリ化した仕事を高い視点から見直し、周囲への影響力を高める
・チームや上司に対する不平不満を、自ら主体者となって改善する

参加者の声 -VOICE-

これまでは自分の業務のみに集中しがちでしたが、今回の研修を通し、フォロワーの役割を理解することができ、フォロワーの存在によりプロジェクト全体が円滑に進むようになることを学びました。

新しく「フォロワー」という役割について教えてもらいました。リーダーシップを発揮しても、良いフォロワーがいなくては組織が効率的に回らないということをよく理解することができました。

フォロワーシップ、共感の大切さ等、今まで認識していなかった視点を知ることができ、考え方の幅が広がった。

普段、漠然と仕事をしているだけの日常の中にこのような研修があると、自分の仕事スタイルを見つめ直すいい機会になると思った。

座学ではなく、考えてディスカッションをしなければならないので、自分の業務の立場で具体的に考えることができた。

プログラムの流れ

【STEP1】フォロワーシップの必要性とフォロワーを演じる意義
リーダーシップ、フォロワーシップの定義(リーダーを自主的な判断や行動でフォローし、チームの成果を最大化する力のこと。リーダーシップの一形態であること)を共有します。リーダーシップとフォロワーシップのいずれが重要であるか、議論することでそれぞれの重要性について理解することを促します。
どんな時にリーダーシップ、フォロワーシップを発揮すべきか、議論することで、誰にとってそれらが必要であるかを深めます。
自分たちのキャリア開発上、フォロワーシップを磨くことは有意義であることを共有します。

【STEP2】優秀なフォロワー VS 組織を壊すフォロワー
フォロワーの優劣を決める要素について共有を行います。優秀なフォロワーになるには、リーダーを良く知り、歩調を合わせることの重要性について理解します。実際に、良く知っているか、どの観点で歩調を合わせるべきか、という具体論に踏み込み、自身の現状を検討します。
組織を壊すフォロワーの言動行動を挙げ、無意識のうちにそういった行動をとっていないか確認します。

【STEP3】自身のフォロワーシップ発揮度の現状把握
貢献力、提案力の2軸で、自身のフォロワーシップ発揮度を自己診断し、フォロワーシップ発揮における課題を認識します。イエスマンでもなく、かといって批判者でもない、それらを状況によって使い分けてチームで成果を出していくことを目指します。

【STEP4】ロールプレイ
総合演習として、現場で起こりがちなチーム課題を洗い出し、それをテーマとしたミーティングのロールプレイを行います。
ロールプレイを通じて、フォロワーシップを実践し、実践を通じて自身の課題を掴みます。
ミーティングを想定したロールプレイでは、フォロワーが一人でミーティングを仕切り過ぎてリーダーが放置されていたり、課題解決に意識がいき過ぎるあまり、メンバーに対するフォローが抜けてしまったりする事象が散見されることが多くあります。
受講メンバー同士でフィードバックをしあうことで、リーダーとメンバーの両方の気持ちに気を配りながら、フォロワーシップを発揮することの重要性やポイントを再確認します。

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