テーマ別・課題別研修2026/01/26
【事例紹介】70歳定年時代のキャリアデザイン ― 55歳でこれからの人生観を見つめ直す ―
研修の背景
<研修の背景>
慢性的な人手不足や採用難、中堅層の空洞化といった構造的課題を背景に、
50代以降の社員がいかに活躍し続けられるかは、多くの企業にとって重要な経営テーマとなっています。
定年延長や再雇用制度の定着により、
70歳まで働くことを前提としたキャリア形成が現実的なものとなる一方で、
55歳前後で役職定年を迎え、今後の役割やキャリアの見通しを描きづらくなる社員も少なくありません。
本事例の企業様においても、
- 今後の昇進が見えにくいことによるモチベーション低下
- 若手世代との価値観や働き方の違いへの戸惑い
- 技術革新や環境変化への対応に対する心理的負担
といった課題が、50代後半の社員を中心に顕在化していました。
一方で、これらの社員は長年の経験や知見を有する重要な人材でもあり、
いかに力を引き出し、組織への貢献につなげていくかが課題となっていました。
<研修の概要とアプローチ>
本研修は、55歳の社員を対象に、
「なぜ今、キャリアデザインに向き合う必要があるのか」という問いからスタートしました。
単なるスキルアップや再教育を目的とするのではなく、
- 過去:これまでの人生・キャリアを振り返る
- 現在:自身の置かれている状況や課題を整理する
- 未来:10年後のありたい姿を具体的に描く
という時間軸に沿って、
自身のキャリアと人生、そして組織との関係性を見つめ直す場として設計しています。
同世代の社員同士で対話を重ねることで、
普段は言語化しにくい不安や迷いを共有し、
新たな気づきや視点を得ることを重視しました。
<研修のねらい>
これからの生き方・働き方を考える~どのように自分を活かし、豊かな人生を創造するか、今後の「人生の再設計」を行う~
プログラム
【オリエンテーション】
・研修のねらいと進め方
・自己紹介&ふりかえり
【キャリアデザイン~豊かな人生のための設計図~】
・幸福をもたらす要因
・キャリアデザインの意義
・キャリアの棚卸し
【組織の成長と個人の成長~成長に必要な健全な危機感~】
・組織と個人の関係
・自分への期待︓ジョハリの窓
・ディスカッション
・具体的なアクション
【コミュニケーション力の向上~人とつながり協働するために~】
・セルフマネジメントの必要性
・セルフマネジメントの心理学
【自己実現を目指して~ありたい姿と育自計画~】
・ワールドカフェ「10年後のありたい姿」
・“ありたい姿とアクションプラン”
【まとめ】
参加者の声 -VOICE-
- ・年代にあった業務遂行により、心身の健康を保った、無理・無駄のない業務を継続することが必要と認識させられました。ただしそのためには、現状に満足せず、まだまだスキルアップが必要と感じられました。
- ・事業所のメンバーの思っていることが分かり、現時点での自分を客観的に見つめる機会となりました。今後の会社生活に活かして行きます。また、仕事においてやるべきことやスタンスを再度確認出来、有意義でありました。定年退職後の仕事をどうするべきかしっかり考える様になりました。
- ・60歳が成⻑のゴール地点ではないことがよくわかった。定年後30年を自分がどう生きるのかが、曖昧になっていることがよくわかった。
- ・お金と健康がなければ、悠々自適もないため、今からそれらを検討しながら、前向きに取り組んで行くことが大切であること、また、自身の家族だけではなく、親のことなど、もっと広い視野が必要と感じた。
- ・「過去と他人は変えられない、変えられるのは自分だけ」という言葉に、今更ながら気づかされた。回りと良好な関係を築くことができるように、生活(仕事含む)していきたい。
- ・これまでぼんやりしていた将来が、5年後、10年後が具体化し始めた。
- ・講師の経験談や講義の内容がとても共感出来るものばかりで、興味深く聞くことができました。また、グループワーク中心で、同年代の方々と様々な意見交換をしたり、色々な目標、取り組んでいることを聞くことが出来て刺激を受けました。内容では、セルフマネジメント力の向上の対人関係、ジョハリの窓が良かったと思います。ワークで自身の強み、弱みについて考えることが出来たので、今後の良好な対人関係を構築するために、今回の講義やグループワークで学んだことを生かしたいと思いました。
- ・これまでやや漫然と人生を送ってきましたが、これからの生き方、考え方を考えるに際し、キャリアデザインはもとより、組織と個人の成⻑を強く意識していきたいと思います。またエコグラム診断を今後も適宜行いながら、もっと上手に時間の使い方をしてセルフマネジメントを高めていきたい。5年後、10年後といった未来を考えてきませんでしたが、少しずつ検討していきたいと思います。
- ・1日がとても短く感じられました。人生には3つのステージがあるとはよく聞きますが、自分の「3」は何だろうかと改めて考えています。「ジョハリの窓」は驚異的でした、自分が欠点だなと感じていることを、メンバーは知ってくれているのです。付箋をペタペタ貼りながら、グループの方々と「こう思われてるんだ」「ちょっと違うな」「完全一致だ」などと会話を交わしたのがこの研修で最も印象に残っています。ワールドカフェで移動しながら話したのも良かったです。先ほどの研修で「自分があと40年生きるのかと思った」と書きましたが、1年後、5年後、10年後の自分を具現化し、また学びたいと強く感じました。
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