新入社員研修2026/09/29
【事例紹介】内定者研修 ― 期待と不安を共有し、安心して入社を迎えるために ―
研修実施の背景
内定から入社までの期間は、学生から社会人へと意識を切り替えていく大切な準備期間です。
一方、内定者にとっては、
「同期とうまくやっていけるだろうか」
「社会人としてやっていけるだろうか」
「入社までに何を準備しておけばよいのだろう」
など、期待と同時にさまざまな不安を感じる時期でもあります。
今回の企業様からは、
内定者同士の懇親を深めるとともに、社会人としての心構えや、入社までに身につけてほしいスキルを学ぶことで、入社への意識や意欲を高めたい
というご相談をいただきました。
また、不安の大きい内定者だからこそ、社内の方だけではなく、外部講師からも社会人生活に向けたアドバイスを伝えることで、少しでも安心した状態で入社を迎えてほしいというご要望がありました。
そこで今回は、同期同士の関係づくりと社会人としての意識づくりを組み合わせた、4時間の半日研修として設計しました。
なお、本事例では2月に実施しています。
内定者研修というと10月の内定式前後をイメージされることもありますが、実施時期は10月に限りません。
内定式に合わせて実施するほか、入社が近づく1~3月頃に実施し、社会人生活への準備や同期同士の関係づくりを行うことも可能です。
研修のねらい
今回の研修では、主に次の2点をねらいとしました。
1.同期同士で、入社に向けた期待や不安を共有する
内定者同士が互いを知り、入社前に関係性を築くことで、「4月から一緒に働く仲間がいる」という安心感につなげます。
2.社会人に求められる意識と行動について先取りして学ぶ
学生と社会人の違いや、職場でのコミュニケーション、相手に分かりやすく伝えるための基本を学び、社会人生活への準備を進めます。
これらを通して、
「入社に対する不安を少しでも軽減し、期待を持って安心して4月を迎えられる状態」
を目指しました。
プログラム概要
【オリエンテーション】
まずは、研修のねらいや当日の進め方を共有します。
その後、内定者同士がお互いを知るためのアイスブレイクとして、**「私の関心マップ」**を実施しました。
自身が関心を持っていることを、写真なども自由に使いながらスライドにまとめ、それをもとに自己紹介を行います。
単に名前や所属を紹介するだけではなく、趣味や興味のあることなど、その人らしさが見える内容を共有することで、その後のコミュニケーションにつなげます。
また、
「社会人生活に向けて、今どんなことを楽しみにしているか」
「反対に、どんなことに不安を感じているか」
について個人で整理した後、グループで共有しました。
同じような期待や不安を同期も抱えていることを知ることは、入社前の安心感にもつながります。
【1.社会人の心がまえ】
学生と社会人の違い
「学生と社会人では何が変わるのか」を改めて考えます。
単に「責任が重くなる」と理解するだけではなく、組織の一員として働くうえで、どのような意識や行動が求められるのかを整理しました。
入社前の段階で社会人としての心構えを考えることで、4月からの行動を具体的にイメージしてもらいます。
組織を活性化する「ストローク」
職場では、自分の仕事を進めるだけではなく、周囲との関係づくりも大切になります。
そこで、相手への関心や肯定的な働きかけを通じて、周囲との良好な関係をつくる「ストローク」について学びました。
相手の良いところを認めることや、感謝を伝えることなど、入社後すぐに実践できるコミュニケーションについて考えます。
【2.プレゼンテーションスキルを磨く】
社会人になると、
「自分の考えを分かりやすく伝える」
場面が増えていきます。
そこで後半では、プレゼンテーションを題材に、伝える力の基礎を学びました。
プレゼンテーションの心がまえ
まずは、「何を話すか」だけではなく、
「誰に、何を伝え、どう受け取ってもらいたいのか」
を意識することの大切さを確認します。
分かりやすく伝えるスキル
内容の整理や話し方など、相手に伝わりやすくするための基本的なポイントを学びます。
実践!プレゼンテーション
学んだ内容をその場で実践するため、
・好きなものプレゼン
・他己紹介
を行いました。
自分自身について話すだけでなく、他の内定者の話を聞き、その魅力を整理して相手に伝えることで、プレゼンテーションスキルと同期同士の相互理解を同時に深めていきます。
参加者の声
研修後には、次のような声をいただきました。
・期待していたプレゼンの内容だけでなく、ストロークについて非常に興味が湧きました。相手に好意を向けることで自分自身にも好意を向けていただく、また、その時に必要なことを学ぶことができました。社会人に向けて必要なことと学生と社会人の違いを再認識することもでき、入社の意欲がさらに沸きました。ありがとうございました。
・同期の方達としっかり話したり知ったりする機会があまりなかったので、今回の研修でそれをできたのはとても良かったです。
・講師は私達の発表の良いところをいつも褒めて興味を持ってくださり、私もこんなストロークを送れる人になれるよう頑張ろうと、活力が湧きました!また、研修の内容についても具体例を交えながらわかりやすくご説明をして頂けたため、研修が終わるころには自然に学んだテクニックを生かすことができるようになりました。
・グループに分かれて同期とゆっくり喋る機会ができてよかったと思いました。
社会人と学生の違いについて考えさせられて、4月に向けて自分はどうであるべきか自分の中ではっきり決めておきたいと考える機会となりました。
内定者研修は「同期との交流」だけで終わらせない
内定者同士が交流し、関係を築くことは、内定者研修の大切な役割の一つです。
一方で、せっかく入社前に時間を設けるのであれば、
「仲良くなって終わり」ではなく、社会人になるための準備につなげること
も重要です。
今回の研修では、
同期を知る。
自分自身の期待や不安を言葉にする。
社会人として求められることを考える。
相手との関係づくりを学ぶ。
そして、自分の考えを相手に伝える。
という流れを4時間の中で経験していただきました。
内定者研修を、単なる懇親の場ではなく、
「学生から社会人へ、一歩踏み出すための準備の場」
として設計することで、入社への安心感や意欲を高めることができます。
日本ODコンサルタンツでは、内定者の状況や、企業様が入社前に伝えたいこと、身につけてほしい意識・スキルに合わせて、研修内容をオーダーメイドで設計しています。
10月の内定式前後はもちろん、年明けから入社直前までのフォロー施策としても実施可能です。
新入社員研修
2026/09/29新入社員研修




