新入社員研修2026/02/17
【事例紹介】「型」を教えるだけで終わらない 新入社員の意識を切り替える“納得感”を重視した研修設計事例
<研修の背景、設計のポイント>
近年、新入社員を取り巻く環境は大きく変化しています。
配属後の早期離職やメンタル不調といった課題が顕在化する中で、
従来型の新入社員研修の在り方を見直す企業が増えています。
本事例では、
「手順やマナーを教える研修」から
**「社会人としての意識と行動を育てる研修」**へと再設計を行った、
ある企業様での新入社員研修の取り組みをご紹介します。
背景:従来型マナー研修への危機感
今回ご相談いただいた企業様では、
新入社員の配属後における早期離職や、
メンタル不調による休職といった課題に直面していました。
人事担当者様が強く感じておられたのは、
「これまで通りのマナー研修だけでは通用しなくなっているのではないか」
という危機感です。
そこで弊社では、
単に研修内容を部分的に見直すのではなく、
「自社の一員として、新入社員に本当に手渡したいものは何か」
という原点から、研修全体の設計を捉え直すことからスタートしました。
研修設計のポイント:「失敗してもよい場」をつくる
本研修において最も重視したのは、
「失敗してもよい場」を意図的につくることです。
従来の研修では、
講師が正解を示し、新入社員はそれを覚える、
という構造になりがちでした。
しかしその場合、
「怒られないための行動」に留まり、
現場で応用できる行動へとつながりにくいという課題があります。
本事例では、講師が一方的に教えるのではなく、
対話を通じて新入社員自身が、
- ・なぜその行動が求められるのか
- ・それは誰のための行動なのか
を考える設計としました。
この**「納得感」こそが、自律的な行動を引き出す重要な要素**であり、
研修全体の軸となっています。
<研修のねらい>
本プログラムでは、以下の4点を柱に、
2日間で「学生」から「社会人」へと意識が切り替わることを目指しました。
1.学生と社会人の違いを理解し、意識変革する
2.自社の一員として求められる基本行動・礼節を理解し、実践できる
3.ビジネスコミュニケーションの基本を理解し、実践できる
4.仕事の基本姿勢・進め方を理解し、実践できる
プログラム
【1日目】
■導入
・研修のねらい、進め方
・私たちの行動指針
・私にとって、働くとは?仕事とは?会社とは?
■社会人に求められる意識・行動
・学生と社会人のちがい
・社会人として求められている具体的な行動とは
■社会人に求められる礼節・ビジネスマナー ①
・なぜ礼節・ビジネスマナーが必要なのか
・自分の印象を管理する
‐ 非言語コミュニケーションの重要性
‐ 表情、アイコンタクト、身だしなみ
・基本動作、姿勢
‐ 挨拶、
・ビジネスでの話し方、言葉遣い
‐ 話し方の三原則
‐ 敬語、クッション用語
‐ 電話応対
【2日目】
■導入
・研修の目的、進め方
■入社以降の振り返り
・自分の言葉で説明する
・印象管理チェック
・適切な礼節ある行動を体現する
₋発表&フィードバック
■社会人に求められる礼節・ビジネスマナー ②
・ビジネスでの話し方、言葉遣い
‐ 電話応対
・ ビジネス文書・メールのポイント
・基本動作、姿勢
‐ 名刺交換
・来客応対/他社訪問マナー
・こんなときどうする?
個人
グループ検討
ロールプレイ/フィードバック
研修のまとめ
マナーを単なる手順として教えるのではなく、
周囲との円滑な関係を築くための「ストローク」
(相手の存在を認め、関係性に働きかける関わり)
として捉え直すことで、現場で応用できる実践的なスキルへと昇華させています。
<参加者の声>
「研修では失敗も多かったが、メンバーから新しい視点を学び、初めは上手くできないかもしれないがチャレンジしていきたいと思うようになった」
「失敗を恐れず、場数を踏み練習することで変わっていけると思いました」
「相手のことを考える難しさと深さを知った。身につけられた時には、とても仕事のできる人間になっているのだろうと感じた」
「社会人の基本マナーを知ることができたので、研修前の漠然とした不安が少なくなった」
新入社員研修は、組織開発の第一歩
新入社員研修は、
仕事を教える場である以前に、
**「この組織で人と関わっていくための最初の練習の場」**です。
どのような関わり方を設計するかによって、
その後の職場の空気や対話の質にも大きな影響を与えます。
本事例が、
新入社員研修の在り方を見直す一つのヒントとなれば幸いです。
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