お客様インタビュー
“二人三脚”の研修で参加者にリーダーの自覚が芽生えました
東京ガス 株式会社 様実践リーダー育成プログラム北支社 営業計画部 守屋様/東支社 営業計画部 若林様
東京ガス様の協力企業様向けに実施した「実践リーダー育成プログラム」についてお話を伺いました。この研修は自律した「リーダー」を目指し「人間力」と「実践力」を兼ね備えたリーダーを育成するために、1~2日間の研修を1~3カ月おきに実施するステップアップスタイルです。
事業内容についてお聞かせ下さい。
1885年の創業以来、首都圏を中心とした地域への都市ガス供給を通じて産業の発展等に寄与してまいりました。日本最大、世界でも有数の都市ガス会社として1000万件を超えるお客様にご利用いただいております。
永年にわたり築き上げてきた「安心・安全・信頼」のブランドの基、天然ガスをコアとして都市ガスはもとより、電力・熱・エネルギーまわりの付加価値を提供するエネルギーフロンティア企業として快適な暮らしづくりと環境に優しいの都市づくりを目指している会社です。
研修への取り組みや想いについてお聞かせください。
東京ガスでは「人は仕事を通じて成長する」という認識のもと、ステップアップにつながる好サイクルを通じた人材育成、個人・組織のアウトプット向上を目指した人材育成を展開しています。
それには大きく分けて2種類の研修があり、1つは業務上必要な資格取得、スキルアップを目的とした研修です。ガス機器の設置やメンテナンス、ガス設備工事など、お客様からのご要望に対応させていただくための技術等を養う『技術・技能研修』です。
そしてもう1つはマネージメントやリーダーシップ、コミュニケーション力などを育てるための『人材育成研修』です。
東京ガスでは、東京ガスの社員だけでなく、オール東京ガスの協力企業様の人材育成にも力を入れています。私たち支社の営業計画部は、担当エリア内のオール東京ガスの協力企業様の発展、成長に向けた人材育成支援等を担当しています。
協力企業様の実態(時期、場所、参加人数、etc)に合わせた研修企画、運営に努めています。
研修を通じて「個人の成長」の「きっかけ」、「契機」になればとの思いで思考しています。
「実践リーダー育成プログラム」をご採用いただいた理由を教えてください。
これまでも、協力企業様の社内で”リーダー”と呼ばれる立場にいる方々は、日々の業務上、お客様宅にお伺いして対応する業務が中心となり、社内在席が少ないのが実態です。同僚や部下に対するコミュニケーション、マネージメント不足が懸念されていました。
そこで、職場を統率するリーダーとしての意識の強化してもらおうと、今までも何度か研修を行っていましたが、関連のある複数の研修を受けても、それぞれが単発的な研修として受け止められたり、私たち企画、運営する側が、日々の業務に追われて研修内容等の詳細な打合せが難しかったために、なかなか思うような効果が得られていませんでした。
そんなときODさんが私たちが求めていたトータル的な研修をされていることを知り、依頼することにしました。
研修のご感想をお聞かせください。
ODさんに研修を依頼して一番良かったのは、一緒に研修を作り上げることができたことですね。
まず事前に、今回は『一人ひとりを1年かけて真のリーダーに育てる』というコンセプトで行いたいということをお伝えしました。
また、研修に入ってから意識のズレが起きないように、参加者の環境(職場や本人の意識)をまず把握していただきたいとご相談しました。その要望に気持ちよくお応えいただき、講師の方が直々に研修前に各協力企業様の現場までインタビューに出向いていただくことになりました。
「普段どのような行動をしているのか」「どのような意識を持っているのか」などを現場で確認していただいたことで、研修スタート前に企画、運営する全員の意識、内容、レベルを調整、確認することができました。出す方(協力企業様、職場、上長)も出る方(参加者)も気構えができたことはスタート段階の大きなプラスになったと思います。
ここまでしていただけることにODさんの熱意を感じました。
さらに研修が1回終る度に振り返りを行い、次回開催に向けた打ち合わせを行うなど、毎回微調整を行いながら開催できました。まさに”二人三脚”の研修ができたことに感謝しています。
研修参加者の様子はいかがでしたか。
3人の担当講師方々が担当研修終了の都度、参加者全員にコメントをくださいました。
研修で講師の方が全員にコメントをくださるということは、これまでの研修ではありませんでした。参加者は当然気が引き締まりますし、参加している、見られているという意識が強まります。研修への参加、受講意識、意欲の高揚に役立っていました。さらにそのコメントは上司の方にもご覧いただくようになっていましたので、送り出す側も研修内容、参加者の状況を把握することができました。
その効果はすぐに表れ始めて、早い段階から「次の研修が楽しみ」という言葉が出始め、主催側が押される位の熱意でした。
研修終了後に変化はありましたか?
全ての研修が終了した現在は、学ぶことが楽しい時期に入っているようで、「他の研修はないですか?」といった質問も来ますし、参加者(受講者)自らが講師となり勉強会を開催されています。また、業務についても、リーダーとして自主的に引き受けたり、上長が継続して育成を目的にリーダーの任命をされています。リーダーの自覚が確実に芽生えていることを感じますね。
日本ODコンサルタンツへのリクエストがありましたらお教えください。
研修中は本当に密に打ち合わせを重ね、問題部分はすぐに解決していたので、正直に言っても不満の部分はありません。その打ち合わせの中で、どんな要望に対しても臨機応変に対応していただけることが多く、また継続してサポートをしていただいたので、今後もそうしたフットワークの軽い柔軟な部分に期待したいです。
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