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細谷 知司
ほそや さとし働く人の「幸せ」が組織の課題を解決します。組織に「幸せ」な人を増やすことが私の使命です。
インタビュー
どのようなきっかけで講師になろうと思ったのですか?
前職の時代に社内講師として活動したことがきっかけです。
部署の若手社員育成のため、人材開発プログラムを策定し、自ら講師として登壇をしました。この経験を通じて人の成長に関わる喜びを知り、「何かを伝え、引き出す」ことで他者へ貢献することこそが、私にとっての幸せだと感じるようになりました。
できるだけ多くの方に、さまざまな機会を通じて貢献すること。そのためにプロ講師として活動することを決意しました。
講師をしていて良かった、楽しいと感じるときはどのようなときですか?
研修開始時の受講者の表情や雰囲気が、終了時によい方向へと変化していると感じたときに、本当に良かったと実感します。
また、研修ではワークなどを数多く取り入れますが、すべての方が積極的に参画している様子を拝見すると、私自身もそこに入り込んでいる気分になり、楽しさを感じます。
研修を行うとき、また参加者との関わりについて、心がけていることはどのようなことですか?
何よりも大切にしているのは、全体の雰囲気をよく観察することです。
一部の人だけが楽しむ研修であってはいけない、すべての方に意味のある時間になってほしい。そのように考え、話すペースや声のトーンを調節し、集中力が欠けているようなときは指名して答えてもらい、楽しさと緊張感のバランスに配慮しています。
ただ、ご自身で考えていただくことが基本ですので、学びのスタンスを重視し、受講者の自律を損なわないよう心がけています。
この変化の時代において必要とされる社員教育とは、どのようなものだと考えますか?
自律したビジネスパーソンであることが、この変化の時代において必要であると考えます。
AIの導入が進み、「働き方」はすでに一様ではなくなっています。会社が与える働き方にただ身を任せるのではなく、自ら模索し決定していくこと。画一的に指示するのではなく、働き方や組織貢献の仕方を個々人が自ら決定できる環境を整え、教育していくことが求められています。
自律=自己決定できることは働く上での「幸せ」と直結します。「幸せ」な社員を一人でも増やしていく教育が、これからの時代に求められていると信じています。
プロフィール
東京大学教養学部卒業。東京海上日動火災保険にて、主に大企業向けの財産保険、医療事故に関する賠償責任保険など専門性の高い事故対応、保険金支払い業務に従事。在職中はリスクマネジメントに関わるクレーム対応研修などの講師として顧客企業にて多数登壇。また、管理職として人材育成に関する社内講師としても登壇。その後独立し、研修講師として活躍。ブックライターとしての活動も行い、書籍も複数執筆している。2018年より、日本ODコンサルタンツに教育トレーナーとして参加。
専門分野
◆マネジメント研修
◆新入社員研修
◆問題解決力強化研修
◆課題認識力強化研修
◆ロジカルシンキング研修
◆クレーム対応力強化研修 など