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一色 秀志
いっしき ひでし「人と組織がもっている素晴らしい可能性を引き出す」研修講師。隠されている強みを発揮することで、あなたやあなたの組織が大きく成長します。
インタビュー
どのようなきっかけで講師になろうと思ったのですか?
20代の頃に始めて受講した企業内研修がきっかけです。入社3年目社員向けの集合研修でしたが、最初はあまり受講に乗り気ではありませんでした。ただ受講していく中で、楽しく、かつ学びや気づきが多い内容だと感じ、自分自身の考え方や行動が変わる機会になりました。研修をきっかけにして、自分自身が成長する機会を得ることができました。その経験から、自分も研修を通じて、人が成長する機会を与える立場になりたいと思い、研修業界に転職をして、もう20年近くこの業界にいます。
講師をしていて良かった、楽しいと感じるときはどのようなときですか?
仕事で行き詰っていたり、転職を考えていたりした方から、研修を受講した後の感想で「光が見えてきました」「もう少し頑張ってみます」という前向きな感想をもらえたこと。研修での学びを職場で実践することで、仕事での問題が解決した、成果に繋がったという結果の報告をもらえた時です。
また、人に教える・人を導く立場である講師ですが、実は講師自身が一番成長できる仕事です。講師として伝えることを自らも実践できるよう日々意識することで、受講生と一緒に成長させてもらえる、そんな仕事だと思っています。講師の仕事を通じて、自分自身も成長している実感があり、これも講師の仕事の醍醐味です。
研修を行うとき、また参加者との関わりについて、心がけていることはどのようなことですか?
受講者の方が安心・安全を感じることができる場(環境)を作ることです。
仕事でも研修の場でも同じですが、不安や恐れが強いと「自己防衛心理」が強く働くようになり主体的な発言や行動がしにくくなると思います。適度な緊張感は保ちつつ、「自分はこの場にいても良いのだ」と感じてもらえる場作りを心掛けています。そのためには、研修に参加している受講生の状況や気持ちをまず理解しようと努めること、上から目線で一方的な伝え方をしないこと、研修内での失敗大歓迎のスタンスで関わることを具体的には大切にしています。
この変化の時代において必要とされる社員教育とは、どのようなものだと考えますか?
自ら考え、行動する主体性のある社員をいかに増やせるか?個々の意識と主体性を発揮しやすい環境を会社としていかに作れるか?だと思っています。変化が激しく正解がない時代。どんな仕事であっても、その場面毎で何をしたらよいのか?個人の判断もより求められる時代だと思っています。言われたことができるようになったら、今度は自ら動き、行動することで現状を打破できる社員を1人でも多く育成していけるかどうかが今後の社員教育のポイントです。その点を研修講師という立場でサポートできればと思っています。
プロフィール
大分大学卒業後、株式会社ベルシステム24入社。26歳の時にアチーブメント株式会社に転職し、パーソナルコンサルタントとして100名以上の経営者・ビジネスマンの目標達成を支援。その後、福祉・介護に特化したコンサルティング会社の立ち上げを経験し、2012年より研修講師として登壇を開始。これまでに120社以上の企業研修、1500人以上のビジネスマンのキャリア支援を行う。2023年より、日本ODコンサルタンツに教育トレーナーとして参加。
専門分野
(新人・若手・全体向け)
◆新人向けビジネス基礎研修
◆新人指導者向け研修
◆キャリア支援研修
◆ロジカルシンキング研修
◆ストレスマネジメント研修
◆アサーティブコミュニケーション研修
(管理職向け)
◆コーチング研修
◆ファシリテーション研修
◆チームビルディング研修 など